依頼した仕事をしてもらえない話1

トマト行政書士事務所のコラムです。
ここは総合案内サイトですが、法人向けには契約書作成を、個人向けには離婚協議書をご案内しています。
また、各種許認可のご案内も、このサイトで行っています。
なので、そういったものに関するお話をしていこうかなと考えています。

私が過去に経験した話や、相談された話、すぐ身近なところで起こった話などを、個人を特定されない程度に、リアルにお伝えしていけたらなーと思っています。

初記事は、まず、契約書について。

日本は、平和だなーと思います。
あまり契約書を書きません。
書類に残さなくても約束がきちんと遂行される国、日本。

…と思っているのは、あまり世間を知らない人だけかもしれません。
今日から数回にわたって、実際にあったトラブルのお話を書いていきます。
しょっぱなから、連載です。


私(菊地)は以前、ずーっと前、フリーで働いていたことがあります。
SOHOという言葉が出回ったころです。
歳がバレますね。別に隠してないですけどね。38歳です、たぶん(違ったかなぁ…最近自分の歳を忘れます)。

さて、SOHOなんていうから、ややこしくなるんだろうけど、早い話が自営業。
ただ、恐らく昔は自営業=商店っていう印象の人が多くて、自宅の1室にこもって仕事なんてどうやってやるんだ、っていう世界でした。
インターネットというものが、まだ全家庭には普及していなくて、無線なんて……たぶんありませんでした。
光回線なんて、もう、すごい施設にしかありえない設備でした。

私は当時、WEB関連の仕事をしていました。
HTMLなんて、今みたいにまともなソフトウェアがなくて、Dreamweaverが作成したものを手動でちまちまと訂正したり、面倒になると最初からテキストエディタでタグ打ちするという世界です。
当然、そんなこと(HTML)ができる人は限られていて、それができるというだけで仕事になった時代でした。
さらに画像の作成もできるとなると、もう、貴重な存在でした。
印刷屋さんが、よくわからずWEB作成を依頼され、しかたなく画像1枚大きいのをべたーっとWEBサイトに表示していたような…でも回線が太くないのでなかなか表示されなかったような……そんな時代が、確かにあったのです。

嗚呼、懐かしいなぁ。って回顧録書いても仕方が無いので、先に進もう。


SOHO同士の横のつながりって、けっこう貴重で、なかなか会えない相手とも、メールやチャット等で交流していました。
個人商店の自営業であれば、大勢の先輩がいらっしゃるから、ロールモデル(お手本)もたくさんあります。
でも、SOHOってあまり周りには居なかったので、こうした横のつながりを通じて、避けたほうが良い仕事のこととか、お客様との応対のことなどを、1つ1つ勉強していきました。
さらに当時は、勉強会なんかもたまに開催されていて、私も何回か参加しました。

そういったところで、何回も聞いたのが、「仕事してもらえない」という話です。

次回につづく。

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