守秘義務と実績掲載のこと

守秘義務があるので…

こんにちは、きくちです。

今日は弊所の守秘義務について、簡単に触れておきたいと思います。

守秘義務に気を付けております

弊所は行政書士事務所なので、守秘義務にはとても気を付けております。

この気を付ける度合いが、たまにお客様の予想を上回るのか、ちょっとしたトラブルになることがあります。
初回の面談の際には必ずご説明するのですが、忘れられてしまうみたいで…

例えば、お客様の業務に関連して、お客様の取引先銀行からお問い合わせをいただくことがありますが、たとえ本物の銀行員の方であっても、弊所がお客様の情報を漏らすことはありません。
「何を」
「どの銀行のどの支店のなんという人から」
「どのような範囲で」
お伝えしてもいいか、事前にご依頼者様からご連絡いただいてありましたら対応しますが、そうでなければ一切お答えいたしません。

「そのようなお客様からのご依頼があったかどうかも含めて、一切おこたえできかねます」
と申し上げるのみです。

このようなことはたまにありまして、許認可を前提とした融資の確認が銀行から入ったり、会社内の人や事務の人から進捗状況について連絡が入ったりするのですが、一切おこたえできません。
本当に会社内の人なのか?
お客様のご依頼内容をもらしても良い相手なのか?秘密にしなければならないのではないか?
…こうしたことが確認ができない以上は、ご依頼があったかどうかも含めて「一切おこたえできません」と言うしかないのです。

「説明するのが面倒だから断る!」というわけではありませんので、どのような内容を誰に説明すればいいか、事前にご指示ください。
事前にご指示いただいてあった人から、お問い合わせがきたら、ご指定の範囲内でご説明します。

勝手に掲載するのはもちろん、お客様に承諾をいただいても、実名を挙げての実績掲載は致しません。

同業や他士業のWebサイトについて、よく「お客様の声」を載せているサイトがあります。
弊所でも、導入を検討したのですが、民事についてはお手続き後の感想の一部を実名を伏せて掲載しております。
また、許認可については、たとえお客様の承諾をいただいてあったとしても、「このお手続きをしました!」という掲載をしておりません。名前を伏せたとしても手続きそのものの掲載は難しいかな、と考えています。

まして勝手な掲載は一切しておりません。

せいぜい、お客様の事業そのものの告知を、お客様の宣伝として弊所ブログに記載するぐらいかな…と。

ひとつは、許認可というものは経営戦略の一部なので、その取得はライバル事業者の売り上げを左右します。
やっぱり「うちで手続きしました」と書いてしまうと、探りを入れられることがあると思うのです。
何らかの情報漏洩につながるようなきっかけは少しでも減らしておきたいと考えております。

もう一つは、新潟県はそんなに規模が小さな自治体ではありませんが、それでも珍しい法人の手続きや障がい福祉事業、補助金申請などですと、「新潟県にはわずかしかない法人」「新潟での補助金適用例が1件しかない」といったことから、「こういう手続きをしました」と書いただけで、どこの手続きをしたかばれてしまうこともあります。
弊所は、ちょっと複雑な案件や、複数の許認可がからんだ案件をご依頼いただくこともありますし、「よそでは断られた」ものが来ますので、「あ!あの依頼は!」と思い当たる人がちらほらおられるかもしれません。

やはり誰がどこの事務所に依頼したかなんて、外部にばれていい事は無いだろうと思うのです。

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