【コラム】この夏は暑中お見舞いをさぼります

日々の仕事と、家事に子育て。
そんなものに追われていると、ついこの前お正月だったのに、いつのまにか春が来たと思ったら暑くなって、ろくに雨が降らないうちに酷暑です。

まだ7月だというのに夏真っ盛り。

締め切りに追われておりますと、今日が一体「いつ」なのか、たまに分からなくなります。
案件にもよりますが、最近は某申請(9月末頃締め切り)について、間に合うかなぁ大丈夫かなぁと段取りを考えています。
そんなことばっかり考えていると、いつのまにか、今が9月末のような気分に。
そしてその気分を引きずったまま子どもを保育園に迎えにいって、「え!?お盆まだ終ってないの!?」とアホなことを保育園の玄関で言ってしまうわけです。

本当にアホだと思われているんじゃないか、心配です。

そんな、今日がいつなのか分からず、いつのまにか季節がめぐるような日々を過ごしているので、あえて、季節の行事は大切にするようにしています。
(でないと忘れちゃう。)

はがきは軽やかだから好きなんだけれど

私生活では、七夕飾りを作ったり、お雛様を飾ったりしていますが、さすがに仕事にそれを持ち込むわけにはいきません。
でも、仕事ならではの「季節行事」として、暑中お見舞いと年賀状は毎度出すようにしておりました。

第一に、私は筆まめなのです。
いまだに友人とのやりとりは、SNSではないし、E-mailですらなくて、電話を使うことも滅多にありません。
郵便です。
郵便がいいのです。
そこにあるのは、文字情報だけではありません。
切手の意匠、紙の手触り、どんな文字が書かれてあるか…書きなぐっているか、インクは何色か、便箋はどんなものか。
そうしたことから、おのずから、相手の状況も分かってきます。
第二に、封書でなくはがきなのがいい。
はがきって、紙1枚でひらりと届きます。
その身軽な感じ、軽さがいい。

こんな季節が来ましたよとご挨拶するのに、重たい封書なんか似合いませんよね。

…と、私は思っていたのですが。

人によっては、はがき1枚を出すのも、大変おっくうなんだなぁとこの頃感じ入ることがありました。

私がはがきを出したら、人によっては、
「お返事出さなきゃ」
と義務感から重い腰を上げてはがきを書く方もおられそうですからねぇ……。

うーん、と考えてみると、我が事務所にはほとんど暑中見舞いが届きません。
比較対象、年賀状。
年賀状に比べると暑中お見舞いはぐっと少なくなります。

世の中、そんなに暑中お見舞いを出さないものなのかしら。
欲しくも無いおはがきをもらって、イヤイヤお返事書かせているのなら申し訳ないなぁと、ふと思ったのです。

友人用のおはがきは作ります!

そんなわけで、日ごろから郵便でやりとりしている古い友人には、例年どおりにおはがきを送ることにして。
今年は暑中お見舞いを、事務所として出すのはさぼってみることにしました。

いつもやっていることをやらないというのは、それはそれで、落ち着かないものですが、まぁしょうがない。
今年は、暑中お見舞いとご縁が無かったのです。
これが不便だったり、不評だったりしたら、また来年から考え直せばいいでしょう。そのときに暑中お見舞いとご縁があれば、また出すことになるでしょうからね。

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