依頼した仕事をしてもらえない話2

つづき。最初からお読みになりたいかたはこちらをどうぞ。

よくSOHOの勉強会等で耳にしたのが、「仕事してもらえない」という話でした。

SOHOのデザイナーに仕事を依頼した。
期日になっても連絡が無い。
こちらから連絡をしたら、着手すらしていないといわれた。
謝罪すらない。当たり前のようだった。
理由を聞けば、熱で寝込んでいたからだという。

ごく普通の人の世界では、仕事してもらえないなんて、ありえないでしょ?
ありますか?
最初に聞いたときは、すごくびっくりしました。

SOHOのWEBデザイナーに仕事を依頼した。
原稿を渡したのに、いつまでたっても連絡がない。
こちらから連絡を入れてみても、連絡がつかない。
やっと、連絡がとれたと思ったら、「私の力量ではできそうにないです」と言われたっきり。
原稿も返ってこないし、締め切りは過ぎているし、大損害だ。

はぁー?って思いました。何の話だ?と。
だってね、会社勤めなら、「熱が出ました」でお休みするのは理解できるんです。
代わりに仕事してくれる人も居るから、会社に迷惑かけても、取引先には迷惑をかけないでしょ。

でも、SOHOは、それやったらダメ。
代わりの人、居ないんだから。
熱出して休んでもいいけど、お客様の締め切りを連絡無しで破るのはいかん。
最低限、どんなに具合が悪くても、代わりの人を紹介するぐらいはしてないとなぁ…。
連絡も何も居れずに逃亡してはダメでしょう。

会社であれ、なんであれ、仕事の上の約束をやぶるときは、事前に説明が必要だし、加えて謝罪も必要だろうと思っていたので、とても新鮮でした。
だってさ、クリーニング屋さんが「○日に仕上がります」といっていたのに、期日に受け取りにいったら「すみません、寝込んでいたのでまだ手をつけていません」といわれたら困るでしょ…。


でも、勉強会へ言っては、同じような話を聞きました。
実例として説明され、「こういうことは絶対にいけない」というような話をされるのです。
どうやら珍しい話ではないみたいです。
けっこうある話のようです。

世の中広いんだなぁー…と思いました。
(そしてフリーとして仕事していたら、たくさん、「こういうこと」をしてしまう人に出会ったわけですが、それはまた別の機会にでも。)


月日が流れ、現在、行政書士として働いていると、あらためて、「依頼した仕事をしてもらえない」ってけっこうあちらこちらにある話だということが分かります。

仕事をしない人はどういう人なのかというと…もう、さまざまです。
たぶん外見では判断できません。
SOHOだからというわけでもありません。
法人でも、逃げるときは逃げます。

講演会で何百人という聴衆を集める程度に有名な人が、逃げた話も聞きましたし。
その道ではとても有名な人で、専門誌にたびたびその仕事が取り上げられているような人であっても、「仕事をしてもらえない」という相談を受けたことがあります。

次回につづく。

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