離婚したい!とふと思ったときにやっておきたいこと
こんにちは。 新潟市の<トマトの離婚サポート>トマト行政書士事務所の菊地です。
当事務所へご相談に来られる方は、次の順で多いです。
- もう離婚する!お互いに同意している!条件も合意している!!だから書類にしてください。
- 離婚だけは決まった!あとは条件面なんだけど、話がなかなか合わないので、まず私の条件を書類にしてみてください。それをたたき台にして、話し合って離婚します。その書類は後で修正して公正証書にしますので宜しく!
- 離婚がふと、頭をよぎりました…。離婚って、どうなるんでしょうか。
そう、3番の「ふと離婚が頭をよぎった」という方がご相談にいらっしゃるケース、意外と多いのです。
私と、離婚の手続きのことなど、お話しながら、考えをまとめたい…という方ですね。
そこで、今日は「ふと離婚が頭をよぎった」ときに、考えるべきことについてご説明します。
まずは離婚後の生活をイメージしてみよう
「ふと、離婚が頭をよぎった」
という段階で、まずやるべきことは、離婚後の生活をイメージすること。
決して、離婚について配偶者と話し合うことではありませぬ(いやそれも大事ですが)。
どんな生活になるかな?
むかつく配偶者が居なくてせいせいして、気分天晴れで楽しい生活。
…ということを、考えるのではなくて。
もっと具体的に、想像してみましょう。
- 収入は?生活費、賄えそう?
- 子どもは?学校は?
- 住居の確保はできそう?
感情的になったまま離婚へ突入!!
というケースも、けっこうあるようですが、きちんと考えてみてください。
結婚が幸せのゴールではないのと同じで、離婚もゴールではありません。
離婚後も、人生はずーっと続くのです。
「証拠」を残しておこう
さて、少し冷静になったでしょうか。
次に、やるべきこと。
配偶者の生活について、気になることがあったら、証拠をとっておきましょう。
「日記をつけました!」
じゃ、ダメです。
日記は、証拠になりません。
もちろん、完璧な証拠を残す!防犯カメラを設置する!なんていう必要はありません。
だってまだ、「ふと離婚が気になった」だけなんだから。
でも、例えば「写真に撮る」「録音する」など、できるなら、しておきましょう。
気になることは、証拠にする。
そしてあわせて、資産状況を、確認する。
うちにはどれだけの資産があるのか…
いざ「離婚!」となったときには、資産状況なんて、簡単に調べられなくなっているかもしれません。
離婚を前にして、突然財産を隠すというのは、よくあることです。
最後に、もう一度、考えてみよう
さて、今まで「離婚が気になるなぁ」ともやもやしていただけの状態から、ちょっと前進したでしょうか。
気になることをピックアップし、現状がどういう状態なのか把握。
そうしたら、あらためて、離婚について考えてみましょう。
そのうえで「養育費って?」「慰謝料って??」と気になることがあったら、ぜひ専門家に相談しましょう。
それから、「もう本当に離婚したい!でも何から手をつけたらいいか分からない!!」という状態の人は、自分で考えこもうとせずに、まず相談してみましょう。
相談したほうが早い、ということもあるのです。