専門家に相談してみよう!
離婚協議書を作るとなったら、どうしますか?
インターネットで「離婚協議書 雛形」で検索してみてください。きっとたくさん出てきます。
有料のものもありますが、無料で使える雛形もたくさんあります。
こうしたものを使えば、タダで作ることができます。
何も、高いお金を出して、専門家に頼むことはない。
そういうふうにお考えの方も多いことでしょう。
専門家に相談するメリット
離婚協議書は、どんなときに活躍するものでしょうか?
その答えは、「何かあったとき」です。
離婚するときに交わすのが、離婚協議書(あるいは、公正証書)。
署名して捺印して、おしまい。
ふつうに何も起こらなければ、離婚協議書が活躍することはありません。
約束どおりに財産分与が行われ、養育費が支払われ…あるいは養育費を支払い、財産分与を支払う。
そうしたことが、滞りなく行われていれば、離婚協議書は活躍しません。
ふつうではない何かが起こったときに、焦って確認するのが離婚協議書です。
「支払ってもらえない!催促してもダメだ!」
「子どもとの面会をさせてもらえない!毎回理由をつけて会わせてもらえないけど、子どもに会いたい…子どもからも会いたいと連絡が来た……」
そして、残念なのですが、離婚時の約束は破られることが多いのです。
ふつうではない何かが起こる確率は高いとお考えください。
書面に残す際に記載することが多い、養育費をとりあげて考えてみましょう。
厚生省が平成23年に発表した調査では、養育費が継続して支払われている割合は19.7%。
また、養育費を受けたことが無いという割合は、60.7%。過半数が一度も無いのです。
支払われているほうが珍しい状態です。
ちなみに、公正証書にしても、支払われていないケースが多く存在するという調査データもあります。
(とはいえ、書類にしないよりは書類にしたほうが支払われることが多いようです。)
ただ公正証書にしたところで、絶対安心とはいえません。
せっかくの公正証書なのに、そもそも、どうしたらいいか分からないという方もいらっしゃいます。
(実際、当事務所へしばしば、ご相談があります。)
あなたがたのための離婚協議書をどうぞ
雛形を使って、無料で離婚協議書を作成したとして…何か問題が起きたときにどうすればいいか、分かりますか?
そもそも、雛形に何が書いてあるのか、本当に理解なさっていますか?
専門家に依頼する最大のメリットは、それが、あなたがたのために作られた離婚協議書だということです。
ふつうではない何が起こったときに、あなたはの契約書で、どうしたいですか?
ご希望の内容を、専門家にお伝えください。
専門家は、そのご希望を、法的に有効な文言で、書面にすることができます。
あるいは、もしもあなたのご要望が法律に触れてしまっている場合は、専門家はそれを指摘するでしょう。
そうすることで、法的に無効な書面を作成しないですみます。
法的に無効なものを作れば、それが意味を成さないというだけはありません。
「これが有効だと思い込んで行動したのに!」という被害を防ぐことができます。
やってしまってから「無効です」と判明しても、取り返しがつかないこともあります。
その他、メリットやデメリットを下に思いつく限り書いてみました。
どうぞ比較検討してみてください。
メリット
- ご夫婦で話し合って書いていくのとは違い、専門家がそれぞれから聞き取って書面作成するので、時間や労力が軽減される。
- ご夫婦で話し合うと気まずかったり、ケンカになったりしがちだが、冷静な第三者が間に入るので、精神的な負担が軽くなる。
※紛争解決のお手伝いや、どちらか一方の条件を交渉するといったことはできません。 - 決めておいた方がよいポイントなどのアドバイスがもらえる。
- どういうことを書面にできるのか、また、書面はどういったことができるのか、相談できる。
- 何が書いてあるのか、説明を受けることができる。
デメリット
- 専門家に報酬を払わなければならない。
- 離婚の事情を、他人に話さなければならない。
※行政書士には守秘義務がありますので、安心してお話いただけます。ただ、やはり、いやな出来事を言葉にして他人に伝えるという行為は、決して楽しいものではないだろうと推察いたします。 - いちいち事務所へ行かないといけない。
※詳しくは料金表をご覧いただきたいのですが、出張費をお支払いただければ、ご指定の場所へお伺いすることも可能です。