一年の振り返り
今年もあと数日
もう師走も終わろうとしています。
この「トマトラボ」コラムは、基本的には「これさえ知っておけば…」ということを書きたいと思いますが、年末年始の振り返りと抱負については、事務所の大切なことですから、こちらに書いておきたいと考えています。
昨年の今頃は、何をしていたかというと…今よりずっと暇でした。
1年でずいぶん、お客様が来てくださるようになりました。
もちろん、毎日欠かさず新規のご依頼が来るというわけではありませんが、ほぼ毎日何かしらのご来客があります。
打合せだったり、必要書類の受取だったり、完成した書類の納品だったりしますが、とにかく、毎日おいでいただくことができています。
ありがたいことです。
今年の抱負は
さて、そんな今年ですが、どんな抱負だったのかなぁと、アメブロを覗いてみました。
1. よく動いて人に会う
2. 事務所を安定させよう
3. 何が必要とされているのかよく考える
他に、ブログではオープンにしていないものの、「このぐらいの売上が達成できたらいいなぁ」と考えたりもしていました。
もっとも、数字の目標はあまり強く考えていません。
最初に来るべきものは、数字ではなくて、あくまでもお客様に何を提供できるか考えることだと思うからです。
振り返ろう
結果として、数字の上の目標はクリアしました。
では、抱負に対してはどうだったかというと…
1.よく動いて人に会う
まぁまぁ、出不精で人見知り(って言うとうそつき!と言われますが…)な私としてはお出かけしたほうじゃないでしょうか。
「異業種交流会」はあまり好きじゃないので出たことないですが、ご案内をいただいた、士業交流会とか、商工会議所の総会とか…いろいろな人とお会いする場には比較的よくお出かけしたほうです。
数字で言うと、今年1年で12回。
これが多いかどうかはなぞですが、私としては、回数よりも行動の質ではないかと思っています。
反省点としては、もっと活用の仕方があったんじゃないかなと。
「回数よりも行動の質」という点について考えれば、かなり厳しい点数になります。
というのも、アピールタイムが設けられている会がけっこうありまして、そこではパンフレットやサンプル商品等を配布できますよ、と事前に告知されていたにも関わらず、何も準備できず、配布もできなかった…そんなことが毎回でした。
他の参加者の方を眺めていると、やはり、しっかりとした経営をしている会社は、どんなに長年経営なさっているようなところであっても、しっかりと代表者がサンプルを配り、説明していました。
来年は、今年以上によく動いていくつもりですが、そのためには配布物等の準備も怠ってはならないなぁと反省したのでした…。
2. 事務所を安定させよう
昨年はちょうど今頃、移転して1ヶ月で、更に事務所移転させられる羽目になり、事前告知も理由説明何も無く突然告げられた事態だったので、かなり焦りました。
どうやら、シェアしていた方が、仕事が増えすぎたために事務員を入れたくなったというのがその理由のようですが…だったら、移転する前に説明してくれたらいいのですが…。ひたすら焦りました。
そこでしばらくの間、仮移転して、ようやく現在のところへ落ち着きました。
仮移転のところからの移転についても、いろいろと説明しはじめたら1日では終わらないぐらいの出来事がありました。
起業家の旅路は圧倒的に厳しいという記事があり、先日、興味深く読みました。
下記はそこにあったリストです。
- カスタマーのコンバージョンが起きない
- 重役が会社を去る
- パートナーとなる予定だった企業の優秀な担当者が契約締結の前に仕事を去り、振り出しに戻る
- 共同ファウンダーと意見が対立する
- テクノロジーがスケールしない
- 重要な空きポジションを埋める人材を採用できそうにない
- 採用が決まった途端、採用予定の人に提示したボーナスの5倍をその人が働く大手企業が提案し、採用が妨げられる
- リソースの域を超える請求書が溜まる
- 人件費をもう一度資金調達しなければ払えなくなる
- 資金調達がなかなか合意に至らなかったり、予想より長くかかる
- 自分たちより優れているとは言えない競合他社がプレスで露出を獲得しているのに、自分たちにはない
これから起業・開業する人には、このリストがどう見えるか分かりませんが、これらはよくあることだろうと思います。
よくある景色。
私は行政書士(兼デザイン)事務所として、トマト行政書士事務所をオープンさせましたが、「重役」ではありませんが「仕事のパートナーに」と考えていた人とは別方向へ進むことになったり、金銭トラブルに見舞われたり、もう本当にいろんなことがあります。
でも大丈夫。
企画やらデザインやらの案件に長く携わってきたせいでしょうか、「新しいことを始めるんだから何か起こらないほうがおかしい」ぐらいに考えていますし、実際のところそんな感じです。
企画案件ですら新しいことには何か起こりますから、事業を新しく始めるともなれば、それはもう当然のように次から次へといろいろなことが起こります。
トラブルに見舞われても、精神的に落ち込む余裕は無くて、ただ目の前で起きたことを解決する方法を探るというだけです。
そんな具合に慣れます。
おかげさまで、夏に今の事務所に移ってからというもの、少しずつですが、前に進み、今のところ転覆する気配はありません。
予定外の移転ではありましたが、運よく、今の物件(事務所の場所)に出会うことができました。
自分の足で立つことが大切。
そして、良いご縁にめぐり合う自分の運の良さが何より大切。
お客様についても、事務所の場所についても、協力していただける他士業の方々についても、何についてもそうです。
良かったよかった。
3. 何が必要とされているのかよく考える
これはもう、今後もずっと、考えながら進まなければならないだろうと思います。
何が必要とされているのか…。