新年度は良いスタート?仕事断るとトマトが廃る。
あまり普通の案件が来ない事務所なのかもしれないです
恐らく、こうなる原因は全てうちの事務所の営業力不足なのだろうと思います。
うちの事務所にはあまり、普通の案件が来ません。
お客様いわく。
「他の事務所で断られた」
「頼んだのにやってもらえず困ってこちらに来た」
…などなど。
つまり、私が流れを予想するに、以下のようなことではないかと思うのです。
- 営業力のある事務所に依頼する
- やってもらえない or 放置される or 断られる
- やってくれそうなところを探す
- Googleで検索してみる
- うちの事務所に来る
納得の流れです。
「危険な橋は渡らず安全な案件だけをたくさんやり続ける」のは営業として正しいと思う
難易度が高い案件って、手間がかかります。
申請先との交渉も必要になりますし、時間がかかります。
しかも、うまく行くとは限りません。
そう考えると、事務所の経営としては、安全な案件のみを大量にやり続けるのが、一番利益が上がると思うのです。
だがしかし。
私のこの、好奇心旺盛な性格がいけないのでして、難しそうな案件があるとついつい、やってみたくなります。
法と法の隙間にあるグレーゾーンを覗き込んで、白と黒の境目を行ったりきたりしてみたくなるのです。
基本的には、普通の案件大歓迎なんですけども。
先月からの流れが続く、この4月
先月は、某先生からご紹介いただいた許認可案件で、ごく普通の案件だと思っていたものが、途中から難易度が跳ね上がりました。
申請者は知らなかったようですが、その許認可が無いと「やっちゃいけない」業務を既に堂々とやっていたという法令違反状態。
しかも申請先は、けっこう厳しい役所で、現地調査に入る確率100%。
既にやったことを誤魔化してもしょうがないので、関係法令を読み漁り作戦を考え、周りから根回し(?)しつつ徐々に担当者に近づいていくという方法をとりました。
恐らく「ダメ!」と一度でも判断されたら、現状違反しているので、それが覆ることは無いでしょう。
もう、ドキドキです。
周りからふんわりふんわり回り込んでニュアンスを掴みつつ、担当者に行き着いたところで交渉開始。
妥協点を探ります。
結果、先月末、なんとか申請を受理してもらえました。
審査はこれからですが、ちょっとだけ安心しました。
さて、昨日いらっしゃった案件がこれまた、難易度高めです。
「全く無理じゃないけれど…」
な条件が3つ重なっているという複雑な状態。
しかも申請時期の締め切りギリギリで書類が絶対に間に合わないのです。
ただ、お客様としてもこの状態をただぼんやりと待っていたのではなくて、実は他の事務所にずいぶん前から相談していたのだそうです。
相談しても相談しても、担当者が
「ちょっと待ってください、調べますので」
と言ったきりで、返答無し。
何回相談しても、現状への準備について、アドバイスが得られないまま日が経って現在に至るという…。
「先生に全部賭けてます!」
とまで言われて断ったらトマトが廃る(とまとがすたる。だって男じゃないのにおとこがすたる、じゃ変でしょ?)のです。
さて、さて。
若干の目処は立ったぞ。作戦考えよー。
※他、相続・贈与・デザイン・離婚・補助金・その他の案件、ただいまたくさん抱えています。皆様ありがとうございます。