人見知りが交流会へ行き、相談先が無い人の話をしたこと
重度人見知り病の傾向と対策:行って良かった交流会
前にも書きましたが、ワタクシ人見知りです。
交流会の類に出るとなると、事前に「傾向と対策」を考えておかなければならないレベルです。
たいがい信じてもらえませんが、すごい重症です。
自然に交流会へ参加できる人は…なんでしょうね。
きっと高度に文明化した人間なのでしょう。
たぶん。
人見知りというのは、見知らぬ人に対する警戒心であり、人間だけでなく動物も持っている感情ですからきわめて自然なものです。
自己防衛本能による感情です。
自然というか原始的というか野生的というか…おしゃれ風に言うとナチュラル派。
だから、人見知りでそんなに困らない人というのは、きちんと言葉を交わすだけで「相手は警戒する必要が無い」と判断できる人。
言葉で自分の意識をコントロールできる人。
ね、文明化した人間でしょ?
一方、「多少の挨拶ぐらいじゃ警戒心は解けないぜ!!むしろ言葉って何?」という野生人は、人見知りするわけですな。
野生人。私のことです。
一対少数という状況では、人見知りはそんなに発生しないのですが、一対大勢になると、とたんに苦手意識が脳内で泡立ちます。
…にも関わらず、このたび、某交流会に参加してまいりました。
なぜ参加したかというと、「誘われたから」…だけじゃなくて、「今年の抱負の一つが、人に会おう!だから」とか、「そもそも今年がんばる新事業に必要そうだから」とか、いろんな理由があります。
参加する目的もある、理由もある。
でも、交流会は苦手なんだよぉ…。
一昨日は、「なんで参加申し込みしちゃったのかなぁ」と深く後悔しました。
実はけっこううじうじ悩むほうです。いじいじです。
昨日は、交流会という現実から必死に目をそらしました。
どんだけ嫌いなんだよ、というツッコミが入りそうです。
でも、参加したんですけどね。今日。
考えてみると、見知らぬ人率98.33%。
すごいアウェー。
にも関わらず、「あー楽しかった!」でした。
参加してよかったなーと言いながら帰ってきました。
相談先の無い人のために
ちょっと話が変わるのですが。
ただいま取り組んでいる新事業は、WEBでの集客はあまり考えていないです。
そもそも集客という概念が当てはまりそうにない事業だということもあります。
…ただ、その事業は、相談先が無い人のための事業です。
その点は、間違いないです。
世の中、いろいろな制度があります。
制度を利用するために、さまざまな申請をします。
その申請のお手伝いをするのが行政書士です。
でも、制度と制度の狭間、グレーゾーンにはまって困っている人もいらっしゃいます。
グレーゾーンの困る部分は、まず、制度が利用できないこと。
一定の制度を利用できそうな状況なのに、条件をちょっとだけ満たしていないために、利用できない。
もう一つ困る部分は、「困っていることを相談する先すら無い」こと。
介護保険でも、成年後見でも、なんでもいいです。
条件を満たし、制度を利用できる人は、その制度に関わることは担当者に相談できますが、それ以外の日常のちょっとした困りごとも、担当者に相談をしてみますよね。
そこから解決につながることがある。
でも、制度を利用できずに困っている人は、条件を満たしていないという時点で相談すらできず、「できないです」とお断りされてしまい、困りごとを抱えたままになりがちです。
せめて、その狭間にある人の相談を受ける人が居てもいいんじゃないかなと思って、最低限お話を聞くだけでもやろうと思っています。
困ったことを抱えたままになるのって、とても孤独な気分になりますから。
「幸せな人を増やそう!」という事務所理念に従っております。
…というふうなことを、本日ワタクシ、交流会でお知り合いになった初対面の人たちと話し合っておりました。
この、人見知りの私が。
まぁ、相変わらず人見知りが重症なのに変わりは無いわけで……これはひとえに、交流会に集まっている人がみんなコミュニケーション能力が高い、いい人だったということでしょう。
考えてみると、交流会に誘ってくださった人も、とってもいい人なのです。
すごくいい人なのです。
そういう人が幹事している交流会だもの、いい人が集まりますよね。
それにしても楽しい交流会でした。
参加者みんなが、本当に楽しそうでした。
飲んだり食べたりしながらおしゃべりしているだけなんですけどね。
ふつうと無難が苦手なのだ
さて、話は元に戻ります。
なぜ、人見知りなのかを考えてみました。
一般論ではなくて、私自身の場合です。
考えてみると、私が最も苦手なのは、初対面の人と交わす「ふつうの話題」「無難な話」です。
ふつうの話をしようと思うと、思考回路がフリーズし、脳内CPUが空転します。
一方、マニアックな話は得意だし、人前で話すのは平気です。
セミナー講師するときなんかは、楽しみだなーってわくわくしています。
してみると、今回の交流会が楽しかった理由の1つは、参加者の皆さんとの共通の話題があり、それについて話したから、「ふつうの話題」を考えずに済んだことかもしれません。
さらに言うと、参加者の皆様のコミュニケーション能力が高かったため、初対面にも関わらずお互いに警戒心を抱かずに済んだことも大きかったでしょう。
いわゆる異業種交流会なんかは、お互いに妙に警戒心を抱いて話すために、変に浮ついた営業トークと空々しい微笑みで終わってしまいますからね。
ちょっとだけ、コミュニケーション能力が高くなりたいなぁと思った今日なのでした。
自然と無難な雑談ができる大人はかっこいい!うらやましい!いいなー。
(でも人見知りする自分が嫌いではないので、やっぱりこのままがいいです。野生人(ナチュラル派)ですし。)