こんにちは。
新潟市の<トマトの離婚サポート>トマト行政書士事務所の菊地です。

以前、不貞行為に関する証拠の記事を書いたせいか、不貞行為にまつわる離婚についてのご相談や書類作成のご依頼をいただくことが増えました。
…と同時に、「こんなに勘違いしている人が居るの!?」とびっくりしたこともあります。

ご相談者様がご相談にいらっしゃるときは、ご予約いただく際に、
「証拠として提示したいと思っているものや、資料などありましたら、ひとまず全部持ってきてみてくださいね。戸籍謄本も、あればぜひ持ってきてください」
とお願いします。
すると、いやいやそれは証拠とはいえないんじゃ…と思うようなものを差し出されて、
「これだけあるからね、先生、大丈夫ですよねっ?浮気の証拠になりますよね?」
とか、
「実はDVで…警察にもいけず…でもこれだけ証拠があれば大丈夫ですよね?慰謝料とれますよね?相場どのぐらいですか?」
と懇願するように相談されることがあります。

今日は、そんな御相談者様の勘違いから、ご説明していこうと思います。

まず、不貞の証拠とは?DVの証拠とは??

最初の大前提からお話します。
当事務所は行政書士事務所です。
業務として、お客様からご依頼いただいて、訴訟や裁判に関わるのは、これは完全に弁護士の仕事です。
相手に交渉するのも、弁護士です。
だから、行政書士事務所で
「これ、裁判になったときに証拠になりますか?」
というご相談をいただいても、正確には弁護士事務所でご相談ください、となりますし、実際に弁護士をご紹介します。
もしくは、お客様が知っている弁護士さんがおられるなら、そちらへ行っていただきます。
当事務所でご相談いただいても、時間の無駄にしかならないためです。

以下、その前提のもとで読んでくださいね。

「不貞行為」の証拠とか、「DV」の証拠とか言う前に、まず、不貞とは?DVとは?という原点に立って考えてみましょう。

不貞行為とは、夫婦の貞操義務に違反する行為です。
配偶者以外の相手との性的関係です。
不貞行為は、裁判での離婚理由となりまして、不貞行為をされた側から、離婚を請求することができます。

だから、不貞行為の証拠というのは、自分の配偶者と、誰か他の人との間で性的な関係があるという証拠になります。

DVとは、家庭内での暴力行為全般です。
一般的には、配偶者からの暴力行為です。
いわゆる身体的・物理的な暴力行為はもちろん、精神的、経済的、等々様々な暴力行為がこれに含まれます。

だから、暴力行為の証拠というのは、自分が暴力を受けたという証拠になります。

最初から結論を言うと、日記最強説は嘘です

最近、不貞行為の証拠とか、DVの証拠として、日記を持ってこられる方がたくさんいて。
大量に何やらかかれた日記を差し出されて、他の証拠はと確認すると無言。
映像とか、録音とセットで補助的に日記を証拠として使うならともかく、大量の細かく記録された日記ONLYで「証拠になる」と信じている方が意外に多いのです。

「証拠はこのとおりちゃんとあるんですが、相手が不貞行為を認めません!」
とか。
「これだけしっかり書いてあるのだから、DVは立証されますよね!」
とか。

…うーん。
冒頭で申し上げたとおり、うちは行政書士事務所なので、そもそも相談先を間違っておられます。

そのうえで申し上げます。
裁判で、相手との主張が真っ向からぶつかったときに、証拠が日記だけでは、相手の言い分が覆る可能性は低いでしょう。
たぶんね。

そんなことを申し上げたところ…

「インターネットで、日記が最高の証拠だと書いてあるサイトがあった」

「2○ゃんねるで、でっちあげ日記だけで裁判が通ってしまったという書き込みがあった」

「証拠が日記だけで、裁判が成立してしまったと言っている人が居た」

「友達が、日本の裁判所は女に甘いから、日記だけでも簡単だと言っていた」

意外と、日記最強説を心から信じている方が多くて、びっくりしました。
インターネットで検索してみると、確かに、運営者不明の離婚に関する情報サイトや知恵袋、自称離婚経験者のブログ等で、日記が最重要とか、日記をちゃんとつけよう!などという情報が多く、ドン引きしました。

自分で書いた日記だけで証拠になるわけがない

いや、もちろん、自分が「日記に書いたとおりです!」といって、相手も「そこに書かれたことは事実です」といったら、それは成立するでしょうけれども。

普通は、お互いの言い分が食い違います。
だからこそ、証拠が必要になるのです。
そんなときに必要なのは、客観的にそれが事実であると証明するためのものです。

日記のように、メモをとっておくことは、確かに大切です。
時系列を後で整理したり、証拠を整理するのに有効です。
でも日記やメモだけで、相手の言い分を打ち破ることができるレベルの証拠になるかというと、恐らく無理です。

写真や録音、メールやLINE等のやりとり。
暴力の証拠であれば医師等の診断書。
自治体や警察での相談記録。
そうしたものが必要になります。

ちゃんと専門家に相談しましょう

離婚は一生ものです。
大事なことです。
だから、まず、「証拠が必要かも!?」と思ったら早いうちにちゃんと専門家に相談しましょう。

その際、私は無料相談ではなくて、ちゃんと有料で、弁護士等に相談することをお勧めしたいです。
(法テラスの制度等を使う場合は別でしょうけど。)

相談員とか、離婚○○とか、いろんな離婚に関する資格があるようで、よく分かりませんが…
「裁判してでも離婚をしたい」
「相手にきっちり交渉したい」
であれば、弁護士に依頼するのがベストです。
依頼するかどうか分からなくても、弁護士事務所での相談料なんてせいぜい30分5,000円です。
弁護士事務所の無料相談は、ちょっとお勧めできないケースも多いですので、しっかり離婚に詳しい先生を選んで相談してみてください。

くれぐれも、間違った情報に踊らされないように!!

私がたまたま知っている(業務として受けたわけではない)事例では、DV加害者の方が、自分に原因があることを認めたくなくて、「でっちあげの証拠だけで離婚させられた」「日本の法律は女に甘くできている」なんて吹聴していることもあります。
それをそのまま信じて、「日記だけで離婚できるんだな」と思うと失敗します。
たとえ、すごく親しい、いい奴の言う事であっても、そのまま信じないで、ちゃんと専門家に相談したほうがいいですよ。
DV加害者かどうかなんて、そうそう見破れるものではありません。
たとえ家族同然に親しい友人であっても、実はDV加害者かもしれません。

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