遺言作成や相続手続きはもちろん、財産管理、将来のこと、おひとりさまの不安、どうぞご相談ください。法手続き、お金、気持ち。全部を大切にする専門家です。

Q. 相続手続き前に財産を使った!?

相続放棄したいのですが

故人の年金が無いと暮らしていけず、亡くなった後お金を下ろした場合

imgyoku2先月、母が亡くなって、ようやく一息ついたところです。
最近、よくよく調べたら、母には借金があることが分かりました。
年金暮らしの身ではとてもじゃありませんが、返せそうにない金額です。
相続放棄の手続きをすれば、母の借金は返さずに済みますよね?

ところで、先々週、母の年金を銀行口座から下ろして、生活費にあてました。
年金の着服ではありませんよ、母が亡くなる前に支給された年金です。
私たちと母の年金で生活をしていましたから、これがないとやっていけません。
母が亡くなったことを銀行に届出すると、口座からお金を下ろせなくなってしまいますので、銀行には亡くなったことを伝えませんでした。
知人に相談したら、「そんなの、銀行に届出しなければいい」「みんなやっている」と教えてくれました。

相続放棄はできない可能性が高いです

imgyoku0お母様がお亡くなりになって、その後で、お母様の銀行口座からお金をおろし、生活費に使ったわけですね。
葬儀費用に使用しても相続放棄が認められる可能性が高いですが、相続人の生活費に使ったとなると、「単純承認」したとみなされ、相続放棄ができなくなる可能性が高いです。

よく、「亡くなった後だって、銀行に死んだことを知られなければ、相続手続きなんかしなくても金を下ろせる」「相続手続きなんか面倒だから、故人の印鑑を持ち出して解約してしまえばいい。みんなやっていることだ」とおっしゃる方がいます。
うまい抜け道があると言うつもりかもしれませんが、安易にお金をおろしたり、口座を解約したりすると、大変なことになる場合があります。
後で負債が大きかったと知って、相続放棄したいと思っても、相続財産に手をつけた時点で単純承認したとみなされ、相続放棄ができない可能性が非常に高くなるのです。

相続放棄の予定があるのでしたら、遺産には手をつけないのが一番です。
「うちの親に限って、借金なんか無い!」とお思いでも、よくよく調べたら「知人の連帯保証人になっていて、知人の返済がこげついているらしい」なんていう場合も珍しくありません。
(※連帯保証人の地位も相続対象です。)
「うまい抜け道」なんていうものに惑わされず、まずはきちんと財産をお調べになり、正しく手続きを進めることをおすすめします。

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